ニンニク香る!メガ盛りオムライス

Vol.177

今回紹介するのは、北海道・札幌の東区にあるオムライス専門店「ご飯屋 桃桃(とうとう)」の「オム豚ガーリックライス 激盛り」(1680円)。オムライスという響きで甘く見ていると、そのガッツ飯っぷりに痛い目に遭う!

オムライス専門店の裏メニュー

今回訪れたのは札幌丘珠空港に程近い、北海道札幌市東区伏古の閑静な住宅街の中にあるオープン12周年を迎えたオムライス専門店「ご飯屋 桃桃」。

オムライスといえば、ケチャップライスを薄焼きの卵で包んだものが定番だが、さすがは専門店。スタンダードなものだけでなく、一味違ったオムライスも多数食べられる。

今回チョイスしたのは、「オム豚ガーリックライス」(830円~)。同店で「オム豚キムチライス」(830円~)と双璧を成す人気メニューだ。

北海道らしい雪対策された入り口

定番サイズはS(830円)、M(930円)、L(1030円)の3つ。Sサイズは一般的な普通盛りより少々多め、Mが一般的な大盛り相当、Lがそのさらに大盛りという見当なのだそう。

それでも足りないという人ために、「中盛り」(Mサイズ2杯分/1230円)や、「大盛り」(Lサイズ2杯分1380円)が用意されている。

と、ここまでがメニューに記載されているサイズ。今回チャレンジするのは、これらをも上回る裏メニューの「激盛り」(1680円)だ。なんとLサイズ3杯分ものボリューム。1杯に使う卵やご飯の量も規格外なので、事前の電話予約が必須だ。(2名以上激盛り注文の場合は、2日以上前までに要予約)

注文を受け、早速調理に取り掛かる店長の立野真美子さん。「おいしいものを食べてもらいたい」との思いから、作り置きはほとんどしないのだとか。

肉、卵、野菜などの具材は全て道産
大量のニンニクを細切り。ニンニクは店長の実家の畑で採れた無農薬のものを使用

まずはニンニク15片を細かく刻んでいく。続いて、タマネギ4分の3玉をみじん切りに。これをご飯と合わせて、塩コショウなどをかけながら手際よく炒めていく。
う~ん、いい匂いだ。

大盛りご飯をあおる熟練の技が光る

出来上がったガーリックライスを皿に盛り付けると、お次は卵の調理。Lサイズの卵10個分の溶き卵をフライパンの中へ投じる。

使うのは割った卵に少量の牛乳を加えて溶き、2時間ほど冷蔵庫で寝かせたもの。こうすることで、火を通したときに「フワッ」「トロッ」の食感を出せるのだそうだ。火を通し過ぎないよう、細心の注意を払いながらかき混ぜていく。

程よい堅さに焼き上がったら、フライパンから直接ガーリックライスの上へ卵をオン!これで土台となるオムライスの完成だ。

ご飯が一瞬にしてフワトロの卵焼きで覆い隠される

次はトッピングの調理。この日使う具材は豚バラ肉、ニンジン、タマネギ、そして小松菜。食材は旬にこだわり、時季によって替えているそう。

これらの具材をフライパンで炒め、最後にしょうゆベースのタレを絡める。このタレは、長ネギやニンニクなど数種類の野菜で取ったスープに、しょうゆや調味料を合わせた店長の自信作だ。

具の肉野菜炒めは、特製のしょうゆダレで味を調える

こうして出来上がったトッピングを、先ほど完成したオムライスの上に、うずたかく盛り付ければ、待望の「オム豚ガーリックライス 激盛り」(1680円)の完成だ。

文字通り「山盛り」の肉と野菜はド迫力

旬の北海道産食材を調理

野菜の緑と卵の黄色のコントラストが実に鮮やか。しかし、いざ目の前にしてみると、とにかくデカい!何しろ、高さ約30センチ、重さにして2kg弱の代物だ。

決壊を起こさないよう恐る恐るスプーンを入れてみる。そして一口パクリ。うまい! ガーリックライスのオムライスは初めての体験だが、ケチャップライスよりもしつこくなく、あっさりと食べ進められる。純粋に卵の味わいを楽しめる点では、むしろコチラの方が上かもしれない。

トッピングの野菜や豚肉もうまい。野菜のシャキシャキ感や豚肉の柔らかさが絶妙で、素材のうまさが存分に生かされている。味はほんのり甘め。鼻から抜けるニンニクの香りが食欲をそそり、どんどんとスプーンを口へと運ばせる。

とはいえ、約2kgの強敵。一筋縄でいくわけもなく、半分ほど進んだところでペースダウン…。

しかし同店には、「シェア厳禁」「お残し厳禁」という鉄のおきてがあるのだ。オーダーするからにはギブアップはできない!

「マヨネーズをちょっとかけると、またおいしいですよ。常連さんはよくオーダーされます」と店長。助言をいただき、完食することができた。

たった一人で店を切り盛りするオーナーシェフだ

「イメージ的に、『オムライスの大盛りと言っても大したことないだろう』と思われるのか、実物を見て驚かれる方が多いんです」と店長。

そこで、中盛り以上を注文しようとする人には、事前に「シェア厳禁」「食べ残し厳禁」の注意事項を説明し、同意した人にだけ提供しているのだとか。

もともと、「予算1000円以内で、おなかいっぱい食べてもらいたい」との思いから店を始めたそうで、そのため、最小メニューのSサイズでも、分量は多めになっている。訪れる際は、肝に銘じておこう。

民家を改装した店舗なので、出入り口は少々狭いが中はゆったり

ご飯屋 桃桃(とうとう)
住所 北海道札幌市東区伏古13条3丁目17-6 MAP
電話番号 011-787-0991
営業時間 火~金11:30~15:00(LO14:15)、17:00~21:00(LO20:15) 土日11:30~22:00(LO21:15)
休み 月曜、祝日
席数 12席
駐車場 3台
アクセス 市営地下鉄東豊線新道東駅から車で10分
備考

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